「人気ブランドランキング調査」1月編。年末年始はハイブランドの購入意欲が上昇。

2016年01月25日

前回「フリルで今売れるブランド」を調査してから、一ヵ月がたちました。その間にあった大きな行事といえば、ついつい大きなお買い物をしたくなるイベント、年越しです。ここ一ヶ月の「フリル」の人気ブランドランキングの変化は、この年末年始需要を大きく反映していると言えるものでした。

贅沢アイテムがいつもより売れやすくなるこの時期に、ユーザーさんたちのアンケート回答から判明した「売れやすくなるコツ」を合わせてご紹介します。

総合ブランドランキングTOP10。
多くのハイブランドがランクイン。年末年始は「とっておきのお買い物がしたい欲」を刺激。

人気ブランドランキング

TOP10外から急上昇しランクインしたブランドの多くは、3位の「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」、4位の「 PRADA(プラダ)」など、インポートのハイブランドでした。国内ブランドにおいても、新しくランクインしたのは7位の「Apuweiser-riche(アプワイザー・リッシェ)」など、比較的年齢層と価格帯が高いブランドでした。

年末年始はついついお財布の紐が緩んで、いつもより高めのアイテムを買いたくなりますよね。街角で起こる購買意欲の上昇は、「フリル」内でも起きているようです。

そんな今の時期に、出品したものをより売りやすくするテクニックをご紹介します。「フリル」を活用するユーザーさんたちは、

  1. コーディネート画像を載せること
  2. 季節にぴったり合うものや、次の季節を先取りしたものを出品すること

でより売りやすくしているそうなのです。アイテム購入の際の消費者心理として、自分がそれを持っている未来を想像する過程があることがわかります。

「スマホケース」人気ブランドTOP10。
「ケータイ買い替え」の時期。洗練されたデザインのブランドが人気。

「スマホケース」人気ブランドランキング

「スマホケース」は、「フリル」内の検索キーワードとしても、年末年始に大きく数を伸ばしました。節目に合わせて端末自体を新しいものに変えたり、元から使っていたものを修理に出したりする人が増え、ケースの需要も高まったのでしょう。

TOP10に入ったブランドは、「kate spade newyork(ケイト・スペード ニューヨーク)」や「MARC BY MARC JACOBS(マーク バイ マークジェイコブス)」、「Michael Kors(マイケル・コース)」などのインポートのものと、「EMODA(エモダ)」、「SMIR NASLI(サミールナスリ)」のような、大人の女性に人気の国内アパレルブランドに二極化しています。

どちらにおいてもデザイン性が高いブランドが多く、現代人が持つ「スマホケース」へのこだわりを感じます。

「スマホケース」のように毎日持ち歩くものは、「あのブランドのあれが欲しい!」のような指名買い、リピート買いを起こしやすいのだと考えられます。ユーザーさんからのコメントでも、「フリルでは、地元に店舗がないお店のアイテムが買えるのがうれしい!」「売り切れていたものが見つかる!」というご意見をたびたび目にしました。

「財布」人気ブランドTOP10。
ハイブランド財布が売れる時期。最も人気なのは「CHANEL」。

「財布」人気ブランドランキング

スマートフォンと同じく年末年始の買い替え需要が高いのが、財布です。この時期に発売されるファッション誌でも、新作やモデルさんの私物が紹介されているのをよく見かけます。「今年の財布」という表現は、ファッション好きの人なら誰もが目にしたことがあるフレーズではないでしょうか。年の変わり目は新年度を意識し始める時期でもありますから、環境や立場の変化に合わせて買い換えたくなるのかもしれません。

そんな財布の人気ブランドTOP10は、なんと全てがインポートハイブランドでした。最も人気だったのは1位の「CHANEL(シャネル)」で、平均売価は20,321円でした。また、最も平均売価が高かったのは9位の「Hermes(エルメス)」で、40,254円でした。

「カーディガン」人気ブランドTOP10。
福袋の定番アイテム。OL向けブランドの需要が多い。

「カーディガン」人気ブランドランキング

福袋の定番アイテムとも言える「カーディガン」は、20代女性向けブランドが人気のようで、1位「snidel(スナイデル)」や2位「Apuweiser-riche(アプワイザー・リッシェ)」、3位「Chesty(チェスティ)」など、通勤時に着用できるブランドが上位に並びました。

またそれ以降も、4位「Lily Brown(リリーブラウン)」、5位「Ungrid(アングリッド)」、6位「MERCURYDUO(マーキュリーデュオ)」など国内アパレルブランドとしては価格帯が高いブランドが多くランクインしていました。

特に平均売価が高かったのは、セレクトショップの「THEATRE PRODUCTS(シアタープロダクツ)」で、平均売価は22,501円でした。

「ニット/セーター」人気ブランドTOP10。
キレイ系ブランドが増加傾向に。ヨレる前に出品するのがコツ。

「ニット:セーター」人気ブランドランキング

前回の調査と同じく、フェミニンからカジュアルまで幅広いジャンルのブランドがランクインしていますね。一方で、前回ランクインしていたファストファッションブランドの代わりに、「Apuweiser-riche(アプワイザー・リッシェ)」や「MERCURYDUO(マーキュリーデュオ)」のようなキレイ系のブランドが増えています。寒さが本格的になり、ニットアイテムのオフィス需要が高まったのだと考えられます。

また、使用感が出やすいニット類を売りやすくするコツは、「『使うかどうか』を少しでも迷ったら潔く出品」「よれてしまう前に出品」することだそうです。

全体を通して見ても、今の時期は高価なアイテムへの購入意欲が高まる季節であることがわかります。アパレル新作は「季節の変わり目」に発売されますが、価格帯の高いアイテム、特に財布やスマホケースをはじめとする小物類は、年の節目という「意識の変わり目」に売れているようです。

 

 

 

1月編_人気ブランドランキングTOP30