女性300人が語る「最高のバレンタインデーを作るファッションコーディネート」調査

2016年02月09日

もうすぐバレンタインですね。今回の調査では、最高に素敵なバレンタインデーを過ごすための、「褒められやすい防寒ファッション」を調べました。

 

素敵な思い出を作りやすい服装は、状況によっても違う。

300人の女性に「一番素敵なバレンタインの思い出とその時のファッション」を聞いたところ、制服を着ている学生時代の思い出が多く挙がりました。それ以外では、遠距離恋愛中や、お家デートでお祝いする際の思い出を答える人が多くみられました。

■青春の象徴「制服」での思い出は強く長く残る。
20代、30代の回答者でも、「一番素敵な思い出」として学生時代のバレンタインを挙げる人が多く、その時の状況やファッションも詳細に記述されていることから、青春時代の思い出は強く長く残りやすいことがわかりました。内容としては、恋の始まりの初々しさを感じられるものが多くありました。

「中学1年のころ好きな人にチョコをあげて『お前のが一番美味しかった』って言ってもらえたことが一番の思い出です。学校だったのでセーラー服を着ていました。」
「セーラー服を着ていた学生の頃の思い出です。好きだった人に手作りチョコを渡そうとしたら、先にチョコを渡され告白されました。返事はもちろん、自分の作ったチョコと一緒に『お願いします』。」
「学生時代のバレンタインは付き合ったばかりで、手も繋げないくらいでした。制服を着ていましたが、あれ以上ドキドキした経験はないくらいです。」
「クラスのみんなで遊んでいたとき。チョコを渡そうと思っていた男の子が早く帰ってしまったと思い、落ち込んでいたら、外で待っていてくれました。家が近かったので2人っきりで帰り、かなりドキドキしながら無事に渡す事ができたという思い出があります! いま思い出しても恥ずかしい気持ちになります(笑)。コーデは、白いレース調の丸襟がついた黒ワンピースと黒コートに赤い靴下、黒い革のショルダーバッグに丸眼鏡だったと思います!」
「有名なテーマパークで働いていた時。部署は違うものの、一緒に働いていた彼にチョコレート(義理チョコ)を渡したら、その日の帰りに私の仕事が終わるのを待っていてくれ、電話番号を渡されました。そこから交際がスタートし、現在は旦那様に。2人の子供にも恵まれ、今もとっても幸せです。その時の格好は職場の制服です!」

■定番モテアイテムの「白ワンピ」は告白時にも交際中にも効果的。
清楚感やかわいらしさがあり、モテアイテムの定番と言えるホワイトカラーは、多くの人が身につけていました。なかでもワンピースが多く、素材はニットやツイードなどの冬素材でした。また、「白アイテム」を着る時期は人によって様々で、告白時や初デート時だけでなく、結婚後にも着用している人がいました。

「今の旦那さんと付き合っている時、手作りのケーキを渡したらすごく喜んでくれました。白のニットワンピースだったと思います。」
「高校1年生の時に白いロングコートを着て、人生初の告白をしました! 勇気を出したおかげで、返事は無事にOK。これが私の一番思い入れのあるバレンタインです。」
「去年は甘いものが苦手な旦那にパイを渡しました。『今までで一番おいしい』と言われたことが印象に残っています。そのときは、白のタートルネックセーターにギンガムチェックのグレーワンピースを重ね着していました。」
「12時ピッタリに好きな人の家に着いてチョコを渡したら雪が降った! 白のモコモコのワンピースでした。」
「バレンタインの日に、彼氏と初デートした。白と薄いピンクのツイードワンピースを着ていた。」

■「お家デート派」は仕事終わりでも浮かないキレイめスタイル。
自宅で恋人に手作り料理を振る舞った人たちは、部屋着ではなく、会社帰りの恋人と一緒にいても浮かないキレイめの服装を選んでいました。なかには、ワンピースの上に持参したエプロンを着用している人もいました。

「今までは恋人が忙しくてバレンタインになんて会えなかったのに、去年ようやく空けてくれて、手作りチョコをあげることができた。家の中で渡したけど、とても幸せだった。服装はキレイめのワンピースでした。」
「大学生の頃、まだ付き合って間もないとき。お菓子作りが苦手で困っていたのですが、彼は甘いものが苦手だったので、夜ごはんを作ることになりました。向こうが歳上の社会人だったのでうまく作れるか少しプレッシャーを感じつつも、がんばって作ったら完食してくれました! 私は実家暮らしだったのでお料理が得意ではなく、平凡なものしか作れなかったのに、嬉しいと食べてくれたのが忘れられません。その時はワンピースで、恥ずかしいのですが、張り切ってエプロンを持参していきました!」
「マンションのゲストルームを予約し、手作り食事を用意しました。タートルセーターの上にノースリーブワンピースを着ていました。仕事帰りでスーツ姿の彼に合わせて、カジュアルすぎない服を選びました。」
「自分の部屋で苺やバナナをチョコフォンデュにしたり、ガトーショコラを食べたりしたことが楽しかった。薔薇柄の付いたレストローズのワイン色のちびトレーナー、クリーム色のフリルスカートでした。」

■遠距離恋愛派は防寒重視コーディネート。
チョコレートを渡すための移動に長い時間を要する遠距離恋愛派は、ブーツや重めのコートなど、防寒重視のコーディネートをしていました。また、恋人にお菓子を渡す場所が屋内に限らず、電車の中などになる場合もあるようでした。

「遠距離恋愛なのでドーナツを前日に作り、そのあとお台場に行きました。格好は白のモコモコのアウターに黒のTシャツとスカート、足元はブーツでした。彼がとても美味しいと言ってくれたので、がんばって作った甲斐がありました。」
「東京で珍しく雪の積もる中、付き合って一年の彼氏に手作りのチョコを渡しに行きました。その時は緑のニットにピーコートを着て、ショートパンツにタイツとムートンブーツを履いていました。」
「遠距離恋愛の相手に会いに行って電車の中で渡した。ニットとスカートの上にダッフルコートを着ていて、足元はブーツだった。」

 

褒められファッションのルールは、女性らしい「曲線美」。

「好意を持っている相手から褒められたことがある洋服」を聞いたところ、結果の多くは「ボディラインをきれいに見せるもの」と「ワンピース」の二つに分かれました。女性的な曲線がよくわかるニットワンピースや、ハイネックにボトムスをインしてウエストをくびれているように見せるコーディネートが人気のようです。

■ボディラインを美しく魅せるコーディネートが人気。
肌を出すものだけでなく、スタイルをよく見せるコーディネートが褒められやすいことがわかりました。ニットのワンピースや足が長く見えるパンツスタイルなど、キレイめファッションが人気のようです。

「体のラインが出るぴったりめのお洋服です。日頃は体型を隠すようにしてるので、ここ一番の時は首元が少し開いたものや、ウエストのくびれを強調できるような服を着ます。」
「ショーパンとミニスカートは外せない。髪型は外では寒いから巻き下ろしにしていて、部屋に入ったらアップヘアでうなじを見せる。しかもヒールを脱ぐから小さく見えてもっとかわいく見える。」
「パンツスタイルだとよく褒められます。黒のざっくりニットにホワイトデニムで、髪の毛は無造作アップ。」
「タイトスカートやパンツが好きな彼です。私自身も彼の好きな紺色系の服が好きになりました。柄のワンピースも褒められます。」
「身体のラインがきれいにでるニットワンピ。特にウエストとヒップのラインがキレイに見えるのが良いらしい。」
「ハイネックの服にジーパンをイン。足長、ウエスト細め、バストUPしてるように見えると言われました。」
「チャコールグレーのチェスターコートにゆったりめのニットを合わせて、スキニーデニムに少しだけインして着ていたら『かわいい』と褒められました。恋人はキレイめな格好が好きなのかもしれません。」

■上品さを感じさせるワンピース。
ワンピースは、襟がついているものやシンプルなものなど、上品さを感じさせるものが褒められやすいことがわかりました。褒められる際の言葉も「大人っぽい」などで、エレガントな雰囲気が好意的に捉えられるのだと考えられます。

「バレンタインデートで着ていたワンピースを褒められました! 襟がついていて、スカートがふんわり広がるボルドーワインのものです。コートは白で、腰にリボンが付いているものを合わせました。」
「スカイブルーのワンピース、ネイビーカラーの襟ビジューワンピース、ロングネルシャツワンピースなど。学生時代はカジュアルライクな服を褒められていました(ショーパンにシャツなど)。」
「ニットワンピースが大人っぽくてかわいいと褒められました!」
「褒められたものは様々ですが、オフショルで少し甘い感じの服や、上品めのニットワンピースはやはり外せないかと。」
「黒いシンプルなワンピース。」

 

バレンタインデートに使えるかわいい防寒コーディネート法。

「おしゃれに防寒する方法を教えてください」という質問には、下記のような回答が集まりました。

■トップス編 防寒素材のインナーを重ね着。
トップスの下に薄手の防寒インナーを重ね着することで、シルエットを崩さずに温かさを保てるようです。

「わたしはインナーを中に2枚着ています。1枚目はタンクトップで、2枚目はTシャツ。その上にニットなどを着て防寒しています!」
「上半身は見えても格好がつくヒートテックのタンクトップとハイネックを重ね着してます。なので、薄型のかわいらしい短めのコートでも大丈夫。」
「下着を暖かいものにすること。首元はしっかり防寒して、下はタイツとアンクルブーツで軽めに見せる。」
「貼るカイロ、腹巻き、機能性インナーを活用。着膨れせず、見た目は薄着でおしゃれだけど温かい。」
「私は冷え性なので、こっそりかわいい腹巻にカイロを張り付けています。カシミアのタートルネックは着膨れしないし、暖かいです。」

■ボトムス編 見えない部分であったか素材を活用。
短めのボトムスを履くときは、ブーツやスカートの中に厚い素材の小物を仕込むことで保温効果が得られるようです。また、機能が高いだけでなく、見た目がかわいらしい防寒アイテムを使うことで、気分も明るくなるようでした。

「ショートパンツの時はストッキングにニーハイソックスで足を温めて、体は貼るカイロで何とかがんばっていました。」
「足元はブーツで隠れるので、着圧のタイツに、スキニーパンツやレギンスを履いたりしてます。さらに靴下はモコモコソックス。冬しか履かないブーツは少し大きめのサイズを購入するのがポイント!」
「毛糸のパンツを履いています。見えなくても、かわいい物を履いていると温かいし気分があがります。」

■おしゃれな小物を使う
手袋やストールなどで防寒しながらかわいらしさを作ることもできるようです。マフラーで口を隠したり、髪型と合わせて首回りを重めにするなど、見た目の良さも兼ね備えた小物使いをしている人がいました。

「首を温めると体感気温が上がるそうです。タートルネックのセーターを着たり、大判のストールをぐるぐる巻きにしたりしています。首まわりがモコモコしているときは、髪型はお団子ヘアーにしたりスッキリするようにしています。」
「最近は手袋にハマっています。ノーカラーのコートが好きなので、ハイネックのトップスで首元をあったかくしてます。」
「手先・足先が暖かいと意外と大丈夫。似合う&暖かい帽子・手袋を探したり、暖かい靴下を履くのが一番。」
「かわいい手袋をつけています。髪は後ろでゆるく結んで、マフラーを口元まで隠れるくらい大きめに巻いています。」

 

自分消費路線へ拡大中のバレンタイン商戦。「ジェラピケ」限定品は指名買い。

「今年、自分用に買いたいバレンタイン限定アイテム」を聞いたところ、「JILL STUART(ジルスチュアート)」などの化粧品や、ルームウェアブランド「gelato pique(ジェラート ピケ)」の部屋着などがあげられました。コスメに関しては、ブランド名ではなくアイテム名で回答する人が多かったことから、「とにかく一つは欲しい」ものであることがわかります。なかにはバレンタイン限定デザインの財布が欲しいという声もあり、バレンタイン商戦が女性の「自分消費」へと進んでいることがわかります。

「ラデュレのマカロンキーホルダー」
「バレンタイン限定デザイン財布」
「バレンタイン限定のコスメなど!」
「アイシャドウなどのコスメ」
「バレンタインカラーのファンデーション」
「ジェラートピケのバレンタイン限定部屋着」
「スタバのタンブラー」
「ジルのコスメ」

 

女性が働くことが一般的になり、恋愛中心ではない生き方をする人が増えたこと、そして女性が自分のために自由に使えるお金が増えたことで、バレンタイン商戦にも変化が生じたのかもしれません。