7月の人気ブランドランキング発表
90年代のストリート系ブランドが急上昇
[番外編] 意外と売れるモノランキング発表
■7月 人気ブランドランキング発表
(7月1日から7月31日までの1ヶ月間「フリル(FRIL)」にて取引が成立したブランドの売上数を基にランキング作成。)
7月の人気ブランドランキングTOP10では4つのブランドが順位を上げました。
先月(6月)と比較すると今回は新たにTOP10入りしたブランドが一つも無く、上位ブランド内での入れ替えになりました。
この夏の特徴としては「ZARA」「GU」などのファストファッションブランドと、「NIKE」「adidas」などのスポーツブランドがトレンドとなっているようです。
ストリート系ブランドのリバイバル
TOP30では、90年代に流行した「STUSSY」が現代の若者にリバイバルされることで取引数を伸ばし26位に入りました。「STUSSY」と同じく当時ストリートファッションを代表するブランド「Supreme」も取引数が伸びています。
対照的なのは3,000円前後の比較的手頃な価格で取引されている「STUSSY」に比べて「Supreme」については市場の価値が高騰しており、Tシャツ1枚で2万円以上の取引も珍しくありません。そのためファッショントレンドのサイクルが早い10代20代の女性層には手軽に楽しめるファッションブランドとして「STUSSY」が人気を集めています。Tシャツの人気ブランドランキングでは既に「STUSSY」が1位です。
また、両ブランド共通の特徴として、メンズサイズを女性が購入しているケースが多く、昨年からトレンドになっている、女性が着る男性らしいファッションを取り入れた「メンズライク」をテーマにしたストリートカジュアルの代表的なブランドとなっています。
[番外編]
■意外と売れるモノランキング
誰もが欲しがる人気ブランドが高値で取引されるのは当然ですが、たとえ小額でも捨てるよりも実は売れているブランドを調査すべく、1,000円未満と決して高くはないけど数が売れているブランドをランキングにしました。
使いかけのコスメがかなり売れていた
(7月1日〜7月31日の1ヶ月間で、取引単価が1,000円未満で取引数が100件以上売ているアイテムを売れている個数順にランキング作成)
前回「使いかけのコスメが10万点以上売れているわけ」で使いかけのコスメが売れている件について調査しましたが、今回1,000円未満で売れているブランドTOP15を調べたところ、15ブランド中、11ブランドがコスメブランドであることが分りました。
フリルで最も取引回数が多いCANMAKE(キャンメイク)
使いかけのコスメについてはリサイクルショップなどで引き取れない場合が多く、これまでは中古市場に出てくることがありませんでした。そのため自宅に使わないコスメが貯まっている人も多かったようです。捨てるくらいであれば小額でも出品して必要な方に譲りたいという想いからフリマアプリに出品され、「安く購入したい」需要とマッチすることで取引が増加しています。
安く手に入るに越したことはありませんが、使いかけコスメを購入する上では注意も必要です。化粧品には使用期限が記載されて無い商品も多く、古い物を使ってしまうと肌トラブルにつながりかねません。そのほか、残量についても想定していた量よりも少ない可能性もありますので注意して取引しましょう。
<使いかけコスメ購入時の注意点>
・古い製品でないか出品者に確認しましょう。最近発売された新商品が無難です。
・1回で使用する量は個人差があります。使用した回数よりも、具体的にどの程度残っているかを確認しましょう。
・瓶など割れ物は破損しないように梱包方法について出品者に確認しましょう。
入手困難なコスメばかりが取引されていると思われがちですが、ドラックストアなどで取り扱われているブランドから海外のブランドまで幅広く取引されていることがわかりました。
数百円の利益とはいえ、自宅で眠らせて捨てるには抵抗があるという方は出品してみてはいかがでしょうか。
以上
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