おうち時間急増によってオタク活動もオンライン化。女子高校生10名に聞いた、「リモートオタ会」の実態

2020年05月26日

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こんにちは、ラクマラボです。

「ラクマ」では、3月以降、自宅時間を楽しむための商品の取引が活性化しています。そんな中15歳~18歳の女子高校生(JK)世代をみてみると、最も取引されていたのが「タレントグッズ」です。

前回の記事では、「ラクマ」ユーザーを対象としたアンケート調査から、JKのみなさんがグッズをデコレーションなどで装飾してSNSに上げるなど、おうち時間の活動についてご紹介しました。

そして今回は、アイドルやアーティストのファン同士で集まり、アーティストの作品や音楽を楽しむ通称「オタク会」(略してオタ会)を、自宅で「リモートオタク会」として実施することで新しい生活様式を楽しんでいる、10名のJKのユーザーさんに詳細をお聞きしました。

 

それぞれの自宅から参加する「リモートオタ会」がトレンド。ツールはLINEのビデオ通話、インスタライブ、ツイキャス


通称「オタク会」とは、カラオケボックスや友達の家に集まって、コンサートDVDを鑑賞したりグッズを見せ合ったり、対面で会って仲間同士で楽しくオタク話に花を咲かせることが一般的です。しかし、昨今の外出自粛の影響で、今はそれぞれの自宅からオンラインで参加する「リモートオタ会」が女子高校生の間で注目されています。

実態について調査すべく「リモートオタ会」にハマっているという10名の女子高生にアンケートを実施しました。

まずは最もよく使うツールを質問したところ、8名が「LINEのビデオ通話」でした。理由は「設定が楽で手軽だから」「ネットワークが安定しているから」でした。具体的には「ラクマ」のJKユーザーAさんは、「LINEなら元々皆が使っているので新たにアプリを導入する手間もなく、複数名で簡単に通話ができる」と言います。

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Aさんは、LINEのビデオ通話を使って、コンサートDVDをメンバー全員で同時に再生し、皆で同時に鑑賞しながら疑似的にコンサートを楽しむ「リモートオタ会」を週2-3回は開催しています。各自が自宅のテレビ画面でDVDを見ながら、LINE上では自分たちの顔を映して話す形式です。学校のオンラインの授業が終わる午後3時頃から夕方の6時頃まで、3時間ほど開催しているそうです。さらに、「本来ならばコンサートが開催されるはずだった日の全く同じ時間に過去のコンサート映像を流して、皆で励まし合ったこともあります」など、ファンならではの活動もあります。

Bさんは、最近はインスタライブにはまっていると言います。インスタライブとは、Instagramのストーリー機能の一つである「ライブ配信」のことで、Instagramのアカウントを持っていれば誰でもその場で動画を撮影しながら生配信として公開できる機能です。「インスタライブでは、主(ぬし)となる人が、もう一人のインスタアカウントとコラボして、二人で一緒に生配信をすることができるんです。なので、自分ともう一人の仲間でコラボして主催者となり、ひたすら二人で話している様子を生配信しています。インスタライブの場合、誰でもその配信を見ながら「いいね」やコメントを投稿できるので、だいたいいつも5-6人で楽しんでいますね。

インスタライブの様子をそのままスクリーンショットで画像にしてSNSに投稿されるケースもあるので、お互いの顔は出さないようにしてセキュリティは守りつつ、推しのトレカや生写真を被写体にして映しながらひたすら推しについて話したり、お互いの手元を映しながら写真などのグッズにデコレーションをする様子を流してワイワイ話しています」

 

ZOOMを使って「リモートオタ会」を楽しむツワモノも


外出自粛において、多くの企業ではZOOMなどのオンラインツールを利用したテレワーク、オンライン会議が普及しました。ビジネスマンの間では、オンライン飲み会やオンライン面接なども一般化してきていると言われています。

今回お話を聞かせていただいた10名中2名、ZOOMを活用して「リモートオタ会」を楽しんでいるという方がいらっしゃいました。main

オタク仲間数名で一緒にZOOMに入り、それぞれ推しのうちわを持参。カメラをONにして自分の顔と一緒にうちわをカメラに映します。自分のカメラの背景には「バーチャル背景」を設定し、推しの画像を背景にします。そしてライブDVDをそれぞれの自宅から同時に再生して、同じシーンを仲間と同時に楽しみながらワイワイ楽しんでいるそうです。

この話をしてくださったCさんは、「学校でZOOMを使ってオンライン授業を行っているので、ZOOMは1か月以上使っています。SNSを介したビデオ通話だとネットワークが不安定で遅延が生じることもあるので、ZOOMの方が安定していて、オタ会に適しています。アメリカにいる友人ともこれでオタ会をしていますよ(笑)。今はコンサートにも行けないし、応援できることも限られているので、私たちも今できることをしよう、と仲間同士で励まし合っていますね」と話してくださいました。

 

「リモートオタ会」のゴールデンタイムは 15~18時


今回ヒアリングをしたみなさんは、全員が平日の午後、15-18時の間に「リモートオタ会」を開催していると答えました。なぜ夕方の時間帯なのでしょうか?

学生なので、午前中は学校のオンラインの授業がありますし、夜は家族とごはんを食べたり宿題をする時間にも充てられています。さらに夜にはアーティスト本人のライブ配信が開催されることも多いため、そのチェックと、感想をSNSでコメントする作業がルーチンなのだと言います。

社会人の場合は、オンライン飲み会、と言えば夜に開催されることが多いと思いますが、JKたちのイベントの場合はまったく異なる時間帯なのですね。

また、オタ会を楽しむ仲間は必ずしも同じ学校の友達というわけではなく、SNSで知り合った人たちと答える方も数名いらっしゃいました。SNSで同じ推し(メンバー)を応援するファン同士が仲良くなり、実際にコンサート会場で会ったり、グッズを交換することは少なくないそうです。今回、コンサートやライブが中止になったことで、残念な気持ちや行き場のない気持ちを共有し合うために、全国にいる仲間たちと「リモートでオタ会」を開き、一緒に疑似コンサートを楽しんでいます。

Bさんは、外出自粛になる前からLINEでのビデオ通話で「リモートオタ会」を2週間に1回ほどは開いていたそうですが、外出自粛になってからLINEよりもインスタライブで「リモートオタ会」を開催する機会が増えたと言います。その理由の一つに、社会人のオタク仲間が会社勤務からテレワークに切り替わったことがあると言います。「LINEの通話だと会話をしなければいけないので、暇な時間でないと参加できません。仕事中には電話で話してもいられないのですが、インスタライブであれば、仕事をしながらスマホで流しておいて片手間で見ることができるので、参加しやすいと言われて、インスタライブに切り替えました」。

在宅で勉強や仕事をしている今だからこその、ゴールデンタイムと言えそうですね。

 

 外出自粛の期間が終わっても「リモートオタ会」はなくならない?


このように、一部の女子高校生の間で盛り上がる「リモートオタ会」ですが、外出自粛の期間を終え、学校への通常登校が再開したら、どうなるのでしょうか。

北海道に住むCさんにお聞きしたところ、「リモートオタ会はこれからもなくならないと思います。もちろん、コンサートが開催されればそちらに行きたい気持ちが1番ですが、コンサートは東京などの都市で開催されることがほとんどなので、地方に住んでいるオタクにとっては、なかなか行くことができません。今回リモートでもオタ会を楽しむようになってから、SNSでつながっていた全国各地に住む仲間とオンライン上で簡単に会うことができて、すごく便利だなと感じました。なので、これからもリモートオタ会は続けていくと思います」と語ってくださいました。

今までは友人たちとカラオケボックスなどで行っていたオタク会を、それぞれの自宅から、stayhomeで安全に楽しめる「リモートオタ会」。

もちろん、実際に生で推し(メンバー)に会えるコンサートや諸々の活動の再開を願うことは言うまでもありませんが、それまでの間は自宅で安全に、推しへの愛を育てながら仲間とつながり合うのだそうです。ITの力を駆使して、今できることを最大限に楽しむという姿勢には、大人も学べる点がありそうです。

 

次回の「JKトレンドシリーズ」は、JKが「ラクマ」でタレントグッズを出品・購入する理由について詳しくご紹介していきます。どうぞお楽しみに。