SSに向けて高まるサークルモチーフの流行とヴェトモン・ストリートクチュールの台頭

2017年03月07日

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ヴェトモンなど「ストリートクチュール」の台頭


ストリートスタイルといえば、若者のリアルクローズであり、基本的にはカジュアル路線で着回しのきくコーディネートが主流。

 

どちらかというと、「安っぽい」という印象をもたれることもありました。

ところが、昨今ではハイエンドブランドのような高級感と「憧れ」要素をあわせもった「ストリートクチュール」と呼ばれるブランドの台頭が続いています。

 

ファッション界においてユニセックス・ジェンダーレスブームの継続もあり、男女ともに着用できる「ストリートクチュール」ブランドへの注目が高まっているということも見逃せませんが、中でも特にヴェトモンの世界的人気はめざましく、2016-17AWの一大ブームを巻き起こした「ビッグシルエット」や指先が隠れるほどの「ロングスリーブ」、袖に大きくレター(文字)をプリントした「スリーブロゴ」など、さまざまなトレンドの火つけ役となりました。

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(「フリル」に出品されているスリーブロゴアイテム)

 

三代目 J Soul Brothersの影響


まだ日本では取扱いの少ないヴェトモンがこんなにも注目されるようになった要因を追究するならば、三代目 J Soul Brothersの影響力について触れないわけにはいかないでしょう。

そもそもEXILEの前身グループであり、メンバーチェンジを経て、現在「三代目」として活躍をしている彼らですが、男性からも女性からも高い人気を誇り、パフォーマンスだけでなく、そのファッションに憧れ真似をする若者も続出しています。

 

たとえば「Welcome to TOKYO」という楽曲のMVでメンバーそろって着用されているベルト。

 

テレビ朝日のミュージックステーションに出演された際には「輪っかベルト」とTwitterなどで話題になりましたが、ヴェトモンの「オーバーサイズリングベルト」というもの。

10万円前後という価格から、特徴的なそのリングの付いたデザインをほかのブランドやショップで探し求めるファンが続出しました。

 

DIYしてLIVEに参戦


ファンならアーティストと同じ格好をしてみたいと思う方が多いものですが、三代目 J Soul Brothersのコンサートに訪れるファンの中には、リングベルトを自作する人もいるようです。

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(「フリル」に出品されている「輪っかベルト」)

 

材料はベルト、サークルモチーフ、その二つをジョイントするホルダーの3点のみ。

すべて100円ショップでそろえることができます。

サークルモチーフはなかなか手が入らないように感じてしまいますが、実はキッチンコーナーに置いてある「茶こし」や「ザル」を用いて作成することができるのです。

作り方は網の部分をペンチなどではがすだけなので、やや力は必要ですが、繊細な技術は要しません。

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1) 茶こし、ザルの網部分をはがす。

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(尚、ボーカル二人の「輪っか」の大きさは15cmほどあるそうです)

 

2) ホルダーにサークルとベルトを通してジョイントする。

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総額324円で完成。

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(ホルダーがない場合、カラビナやウォレットチェーンを代用するファンもいるようです)

 

「スポンテニアススタイル」の流行


DIYしたベルトがデイリーファッションに使えるか(使いたいか)はわかりませんが、WE GO(ウィゴー)などでもリングベルトは手に入るので、コンサートのときだけと言わず、あるいは三代目ファンに限らず、ファッションアイテムとして日常的に楽しんでいる女性も多いです。

 

AW→SSへとシフトする今の時期、ベルトはトレンドアイテムとして注目されています。

長く続いたノームコアの反動として、「スポンテニアス」スタイルが流行し始めているからです。

 

スポンテニアス(spontaneous)とは、「自発的な」といった意味の言葉。

シンプルであえて無個性を演出していたトレンドシーンから、もっと自由にファッションを楽しむ時代に移行したと考えられます。

 

スポンテニアスといえば、ベルトを使ってブラウジングしたりウエストマークしたりすることで、本来のシルエットに変化をつけるスタイルも提案できます。

「ベルト」は、今のムードを高めるアイテムのひとつなのです。

 

SSは「スポーティー」要素が不可欠!


既にライン入りパンツなど取り入れている方も多いと思いますが、トップスではサークルモチーフのついたタイプが注目されています。

 

こういったパーツとしての「サークルモチーフ」も続々登場しているのです。

ほかにもリングハンドルのバケツバッグやチョーカー、ピアス、ヘアピンなど、さまざまな場所でリング・サークルモチーフは見られます。

サークルモチーフの普遍的なフォルムは常に新鮮味を与え、こなれ感を演出してくれるので、今後も幅広いジャンルで展開していきそうですね。


PROFILE
ガルシア佐藤仁美

フリルラボ所長

ガルシア佐藤仁美

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1994年メキシコ合衆国出身15歳までメキシコで過ごす。趣味はファッション、音楽鑑賞、映画鑑賞。好きになるとどんどんはまっていく性格でメジャーからマイナーまで詳しい。

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