自宅やカラオケでの模擬コンサートにハマる若者

2017年06月21日

2次ライブ

こんにちは、梅雨入りして雨の日が続きますが、明けるといよいよ夏本番ですね。

夏といえばレジャーですが、近年人気が高まる音楽イベントへの参加を心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。

 

ということで、今回は「フリル」に出品されるコンサート(ライブ)グッズについて調査してみます。というのも、「フリル」では最近コンサート(ライブ)グッズの取引が増加しています。

 

特に取引が盛んなアイテムが「タオル」や「ペンライト」などで、コンサート(ライブ)に欠かせない応援グッズです。しかし、それらの応援グッズがフリマアプリで売れているのには一つの疑問が浮かびます。コンサート(ライブ)グッズは通常ツアー毎に発売されるため、基本的に二次利用される用途がないように思えます。それでも「フリル」ではコンサート(ライブ)グッズの取引数が増加しているため、そのワケを明かすべくフリルユーザー3,163名を対象にしたアンケート調査で明らかにしました。

 

(アンケートに答えていただいた全世代と世代別の回答者数)

1_回答者

※「女性15歳未満」は定数に達していないため各世代との比較対象から除きます。

 

アンケート結果から明らかとなった下記のトピックスについて詳しく説明していきます。

 

【トピックス】

■フリマグッズ市場を牽引するのは10代

■「ペンライト」など応援グッズとともに「DVD」が人気

■自宅やカラオケで実施する模擬コンサートが10代に人気

 

グッズの取引を牽引するのは10代


2_グッズ購入経験

まずはコンサート(ライブ)グッズについて、どの世代が最も購入しているのかを知るために、グッズの購入経験についてに各世代に質問しました。結果は、「女性15歳〜19歳」86.8%(n=367)が最も高いことがわかります。この質問は購入した期間を定めずこれまでの購入経験として質問しているため、世代が高いほど購入する機会も多くなると予測していました。しかし、結果は「女性15歳〜19歳」86.8%が最も多く、10代のコンサート(ライブ)グッズに対する消費意欲が非常に高いことがわかりました。

10代後半の3人に1人は年間で3万円以上支出


3_購入額

(「女性全体」と「女性15歳〜19歳」の一年間の支出を比較)

 

続いてグッズの購入経験者を対象に、直近1年間で支出した金額を質問しました。「女性15歳〜19歳(グラフ:青)」と「女性全体(グラフ:赤)」の支出額を比較すると、高額になるほど「15歳〜19歳」の存在が目立つことがわかります。また、同世代は「30,000円〜49,999円」以上の回答者が31.3%(n=115)となり、およそ3人に1人が年間で3万円以上のコンサート(ライブ)グッズを購入していることがわかりました。学生が多く、可処分所得がそれほど高くはないと考えられる「女性15歳〜19歳」が、なぜコンサート(ライブ)グッズが人気なのか更に深堀していきます。

 

「ペンライト」など応援グッズとともに「DVD」が人気


4_fl_購入するもの

(「女性全体」と「女性15歳〜19歳」の購入したものを比較)

 

続いて「女性15歳〜19歳(グラフ:青)」のグッズ購入者はどのようなグッズを購入しているか、9品目を並べて質問しました。

結果は上のグラフの通りです。9品目中6品目において「女性15歳〜19歳」が平均「女性全体(グラフ:赤)」よりも高く、グッズに対する物欲の高さがわかります。

品目別では、全ての世代で「タオル」や「衣装」などが定番アイテムとして安定した人気があります。「女性15歳〜19歳」の特徴として「ペンライト」62.4%(n=229)や「うちわ」47.1%(n=173)などの応援グッズと合わせて「CD」61.0%(n=224)、「DVD」51.2%(n=188)などのソフトも人気があることがわかります。

 

10代後半の約半数はフリマアプリでグッズを購入


5_購入先

(「女性全体」と「女性15歳〜19歳」の購入先比較)

 

コンサート(ライブ)グッズの購入先について質問したところ、「フリマアプリ」で購入している人が「女性全体(グラフ:赤)」では27.9%(n=730)なのに対して、「女性15歳〜19歳(グラフ:青)」では49.3%(n=181)と約半数に達しています。以上のことから、フリマアプリでのコンサート(ライブ)グッズの取引は「女性15歳〜19歳」が牽引していると考えられます。

 

自宅やカラオケで模擬コンサート


6_用途

(「女性全体」と「女性15歳〜19歳」のイベント後のグッズの用途を比較)

 

「フリマアプリ」でのコンサート(ライブ)グッズの購入者が多いことは分かりましたが、冒頭でもあるようにコンサート(ライブ)グッズの多くはツアー毎に商品化されているため、二次利用の用途は少ないと考えられます。

 

そこで、コンサート(ライブ)以外でのグッズ用途について質問してみました。結果は上のグラフの通りとなりました。まず各世代で例外なく「保存する」が大多数を占めています。そして「女性15歳〜19歳(グラフ:青)」の特徴として「自宅でライブDVDを鑑賞する際に使う」36.8%(n=135)、「カラオケなどで友達と盛り上げる際に使う」24.5%(n=90)が高く、イベントに限らず自主的にグッズの二次利用をしていることが分かりました。

2次ライブ

(自宅で開催される模擬コンサートのイメージ)

 

以上のことから、フリマアプリにおけるコンサート(ライブ)需要には「女性15歳〜19歳」の消費意欲が大きく関わっており、その背景には同世代の間で自宅やカラオケなどで「ライブDVD」をみながら応援グッズを使う模擬的にコンサート(ライブ)を実施する現象があることがわかりました。

8_コメント

 

そして最後にコンサート(ライブ)グッズの魅力についてフリー回答で質問しました。すると「女性 15歳〜19歳」から「イベント後も友達と一緒に盛り上がれる」や、「DVDでコンサートの想い出を思い出せる」などの意見がありました。10代にとってコンサート(ライブ)グッズは単なるモノではなく、イベントなどでの一体感を再現したり、参加していなくとも友達と模擬的に体現することができる貴重なコミュニケーションアイテムとしての役割を果たしていると考えられます。

 

 

以上。


PROFILE
ガルシア佐藤仁美

フリルラボ所長

ガルシア佐藤仁美

twitterinsta

1994年メキシコ合衆国出身15歳までメキシコで過ごす。趣味はファッション、音楽鑑賞、映画鑑賞。好きになるとどんどんはまっていく性格でメジャーからマイナーまで詳しい。

詳しく見る