年代別フリマアプリユーザーの消費行動調査(2018)

2018年06月12日

今回、フリマアプリ「ラクマ」は、同サービスを利用する3,080名のユーザーを対象に、「フリマアプリユーザーの消費行動」に関するアンケート調査を実施しました。以下、「普段、フリマアプリで出品・購入するもの(年代別)」、「商品購入の際参考にする媒体」についてまとめました。

<ポイント>

【1】フリマアプリで出品・購入するもの
10代はアイドルグッズなどのエンタメ品、20-30代は結婚出産グッズ・ハンドメイド副業が人気!

【2】商品購入の際1番に検索にするのは?
全体では「ネットショップ」10代は「フリマ優先」

 

【年代別】普段フリマアプリで出品・購入するものは・・・?


「普段フリマアプリで出品・購入するものを教えてください。(複数回答)」という質問をし、各年代別の特徴をまとめました。アンケートの結果、全世代共通で「洋服」「靴・バック・小物」「コスメ」がランキング上位にきているため、イラストではそれ以外の各年代の特徴をまとめています。

 

【10代】「コト消費世代」がフリマアプリでも顕著に/人気アイドルグループのグッズやライブ


フリマアプリ特徴_10代

【10代】普段フリマアプリで出品・購入するもの

10代が普段フリマアプリで出品・購入するものは、1位が「洋服」2位が「エンタメ・ホビー」3位「コスメ」4位「靴・バック・小物」5位「スマホ・家電・カメラ」という結果になりました。

なかでも、2位にランクインした「エンタメ・ホビー」は、10代でのランキングが最も高く、大きな特徴となっています。「エンタメ・ホビー」カテゴリーのなかでも、とくに人気アイドルグループのグッズ(Tシャツやステッカーなど)や、ライブグッズ(ペンライト、うちわなど)、ディズニーグッズなどが大人気です。

また、「スマホ・家電・カメラ」のカテゴリーが5位にランクイン。なかでも、デジタル一眼やミラーレス一眼、アクションカメラといったカメラの購入が多く、ライブやディズニーリゾート、旅行へ行く際に、思い出として写真を撮り、SNSへアップするという、若者世代の「コト消費」の特徴がフリマアプリでの消費行動にも表れていることがわかります。

 

【20代・30代】結婚・出産などのイベント関連グッズやハンドメイド副業が大人気


フリマアプリ特徴_20-30代

【20-30代】普段フリマアプリで出品・購入するもの
20-30代が普段フリマアプリで出品・購入するものは、1位が「洋服」2位が「靴・バック・小物」3位「コスメ」4位「キッズ・ベイビー・マタニティ」5位「エンタメ・ホビー」という結果になりました。

20-30代の特徴が顕著に表れたのが、「結婚・出産」といった人生に何度と起らないイベントに関連するグッズをフリマアプリ上で売り買いしているということです。「結婚」の場合は、結婚式で使用するブライダルアクセサリーやドレス、ウェルカムボード、フォトプロップスなどをフリマアプリで安く購入し、結婚式を終えたら今度は出品し、これから結婚式を迎える花嫁さんに販売しています。また、「出産」に関しては、マタニティウェアやマザーバック、ベイビー服、おもちゃが多く購入・出品されています。

また、7位には「ハンドメイド」もランクイン。ハンドメイドは、ここ1年で、ラクマ内での取引き量が3倍に急増しています。なかでも、結婚・出産を機に、主婦業のかたわらでハンドメイド作品を作り、フリマアプリ上で出品をする主婦の方が急増しています。

 

【40代・50代】子どものゲーム類を購入/新鮮・無農薬の食品が人気上昇


フリマアプリ特徴_40-50代

【40-50代】普段フリマアプリで出品・購入するもの

40-50代が普段フリマアプリで出品・購入するものは、1位「靴・バック・小物」2位「洋服」3位「コスメ」4位「エンタメ・ホビー」5位「インテリア」という結果になりました。

とくに「エンタメ・ホビー」は、子どものゲーム機やゲームソフト、おもちゃなどが多く取引されており、フリマアプリアカウントを持っていない子どもを持つ親が、本人に代わり購入・出品をしていると想定できます。

また、9位には、「食品・飲料・酒」の取引もランクイン。ラクマでは、昨年対比で野菜の取引量が4.8倍、フルーツ5.9倍、米11.9倍と、本カテゴリーの取引き量は全体でも急増しています。(2017年3月~2018年3月)味・質には問題のない規定外野菜を安く購入できることや、無農薬・新鮮な野菜・フルーツ、またそれらを使用した加工飲料が、農家さんから直接購入できることで、人気のカテゴリーとなっています。

 

◆フリマアプリユーザーが商品購入の際参考にする媒体は・・・?


普段、買い物をするとき、一番最初に何を参考にしていますか

○全体:1位「ネットショップ」2位「WEB検索」3位「フリマアプリ」4位「リアル店舗」
○10代: 1位「WEB検索」 2位「フリマアプリ」 3位「ネットショップ」 4位「SNS検索」

「普段、買い物をするとき、一番最初に何を参考にしていますか(単一回答)」という質問をしたところ、年代別で下記のような結果になりました。
全体では、1位「楽天やアマゾンなどのネットショップで検索」2位「WEB検索」、3位「フリマアプリで検索」4位「店頭(ディスプレイ)」という結果になりました。

 

10代は、まずは「フリマアプリ」や「SNS」で検索


全体と比較し、顕著に違いが出たのは10代。 1位「WEB検索」 2位「フリマアプリ」3位「ネットショップ」4位「SNS検索」という結果となりました。他世代と比較すると、ネットショップでの検索割合が低く(14.8%)、SNSでの検索の割合が高いことが特徴となっています。

 

アンケート調査概要

調査方法  : インターネットリサーチ
調査対象  : フリマアプリ「ラクマ」ユーザー 3,080名
調査期間  : 2018年5月2日~2018年5月7日