歴20年、累計スニーカーコレクション数1,400足!「ラクマ」を駆使しながらスニーカーを追い続けるKさんの話

2020年08月04日

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20年近くスニーカーを集めてきたという「ラクマ」ユーザーのKさん。累計で1,300~1,400足のスニーカーを購入し、現在所有しているものだけでも400足はあるという。まさに“スニーカーコレクター”であるKさんに、コレクションをはじめたきっかけから、フリマアプリの活用方法、最新のトレンドまで幅広くお話を伺いました。


きっかけは、あの伝説のバスケプレイヤー

R:Kさんは、スニーカーのコレクションをいつから始められたのでしょうか?

K:「コレクション」として集めるようになったのは20年近く前からになります。スニーカー自体が好きになったのは小学校4年頃からで、スニーカーのムック本などを読みながら、追いかけていました。

R:スニーカーを好きになったきかっけは何かあったのでしょうか?

K:小学生の頃、マイケルジョーダンがまだ現役だったんですが、本人が履いていたNIKEのエアジョーダンワン(の復刻版)を見て、かっこいいなと思ったのがはじまりです。

R:コレクションを始めるきっかけはありましたか?

K:学生時代にアルバイトを始めて、自分のお金で買えるようになったからです。元々雑誌などで様々なスニーカーを見るのは好きだったので、ある程度自分の好きなモデルが固定されてきて、自然と買うことが増えていったという形です。大学を卒業する頃には100足ちょっと持っていました。

スニーカーコレクションの入り口は「古着屋」

R: すごいですね!Kさんのようにマイケルジョーダンに憧れを持った世代の方がスニーカー好きには多いのでしょうか。

K:そうですね、30代後半から40代、50代かかるくらいの世代の中にとても多いと思います。90年代当時はファッションではヴィンテージブームと呼ばれていた時期でしたが、今では認知が高いNIKEのエアジョーダンやエアフォースも、当時は古着屋で探してくることが一般的でした。僕もよく回っていて、スニーカーコレクションの入り口は古着屋でした。

コレクターには2パターンいる:「流行的ヘッズ」と「対抗的ヘッズ」

K:コレクターのことはよく“スニーカーヘッズ”と呼ばれていますが、その中にも2パターンのタイプの人たちがいると言われています。1つは「流行的ヘッズ」。何が盛り上がっていて、何がみんな欲しがっていて、誰が何を履いていてなどの情報を基に、人気な商品を買う人のことです。これに相対する人が、「対抗的ヘッズ」。万人が好むものでなくていい、自分の好みかどうかが重要という人。これは両極端に分かれるのではなく、2種類のタイプを自分の中でどのようなバランスで持っているかがポイントだと思います。僕は、万人が欲しがるものも、一握りの人しか欲しがらないものもどちらも買います。

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20年来のスニーカー好きが高じて集められたKさん所有のスニーカー

「ラクマ」でも平均単価上昇!コレクターが今一番注目するブランド「ニューバランス」

R:「対抗的ヘッズ」の場合は、その人によって購入するものが全く変わってくるんですね。

K:そうですね。あとは、急に値段が上がったりする面白いものを探すという人たちもいます。流行り廃りの話で言うと、今年はニューバランスさんがすごい盛り返している年です。

R:実は昨年「ラクマ」で調査した際、ニューバランスさんの平均単価の上昇率が他ブランドよりも上がっていたというデータが出ています。何が影響しているのでしょうか?

K:5年に1度しか作らないモデルが今年発売される(今年は既に発売済)ので注目されています。1985年にランニング用に販売したMade in USA のM1300というモデルです。2000年に初めて日本企画のM1300JPが復刻版として発売されて以来、5年に1度発売されるようになりました。0と5のつく年は、それに呼応するようにニューバランスのオーソドックスなグレーカラーのモデルが他の品番でも飛ぶように売れるんです。最近はSNSの普及もあって発売情報が誰でも得られるようになり、なかなか買えなくなりました。

R:復刻版だけではなく、他の品番のグレーカラーも売れるのはなぜですか?

K:ニューバランスでは、一般的にもグレーカラーを想像する方が多いですが、そのグレーのルーツがM1300なんです。当時、ランニングシューズは白や黒が定番でしたが、ニューバランスは街中でのランニング用に、アスファルトの地面でも馴染むグレーを作りました。当時は、ランニング用シューズ(競技用パフォーマンスクラス)として販売されたモデルが、街中で違和感の無いカジュアルシューズのように履くことができるカラーリングだったことが珍しかったんです。

最新のスニーカートレンド:再燃するスケーター熱

R:昨今は90年代に流行したストリートブランドの人気も高いですが、その理由はなぜでしょうか?

K:スケーター系ブランドの熱が再燃しているからでしょう。ここ何年かシルエットが太めのファッションが主流になり、その一環で90年代のデザインをオマージュしている服を着ている人が多いので、その兼ね合いがあると思います。

R:スケーター熱が再燃しているということですが、オリンピックなどが関係しているのでしょうか?

K:おそらく、NIKEさんのプロモーションが上手いからではないでしょうか。オリンピックが決まってから、NIKEのSBというスケートボードカテゴリーから、数が少なく手に入りにくいブランドコラボモデルや、少し努力すれば手に入るというモデルを出して、上手くプロモーションされていますね。みんな欲しがるようになりました。

足繁く通う過程でできた、スニーカーコレクターの繋がりで得られる情報とは

R:Kさんがスニーカーを購入される際の判断基準は何ですか?

K:デザインで選ぶこともありますが、バックボーンがあるものが好きです。製作上のコンセプトがあるスニーカーや、特定のデザイナーが手掛けていたりするスニーカーなどです。スニーカーコレクションをしていくうちにできた交友関係を通じて、様々な情報を得ています。僕は、できれば店頭で実物を見て試着をしてから購入したい現場派なので、街では足繁くスニーカーのショップに行ったり、ブランドの直営店に入ったりして商品を見ます。

R:現場に出向き続けていくことで、繋がりができていくんですね。

K:はい、スニーカー関係の仲間は、ショップの先着販売を夜中から並んでいて知り合いました。最初は食事に行く為に「少し列を空けていいですか」などから始まり、「次はこれ行きますか?」という風にコミュニティになっていきました。次に出るモデルの裏情報など(誰が関わっているかや裏テーマなど)、それぞれが異なる情報を持ち寄り共有します。

実際に履くスニーカーは、購入した中の3~4割。資産形成として寝かせておくものも。

R:実際購入されたスニーカーの中では、どのくらい履かれますか?

K:実際に履いているのは3~4割です。自分のサイズで購入しますが、どうしても足の形に合わなかったら出品します。また、「ラクマ」でもスニーカーを資産形成として捉えているという方がいますが、そのように寝かせておくこともあります。ただ、これは限られたスニーカーのみに当てはまるものです。劣化がしにくいソールや、何度か復刻されて歴史のあるモデル、または市場から流通がなくなった途端に相場が跳ね上がるものなどですね。あとは、デザインが可愛いモデルは、履かずに見て楽しむという場合もあります。

「ラクマ」で出品するのはどんなとき?「スニーカーを買うためにスニーカーを出品」

R:どのようなときにフリマアプリにスニーカーを出品されますか?

K:僕の場合、まず1カ月の中で、欲しいスニーカーが何足あるかを確認します。全て手に入ると限らないので、抽選などはとりあえず全部挑戦をして、買えたものの中から優先順位をつけます。優先順位が低く、予算から漏れたものを、その時の相場なども見て出品します。

R:1カ月の中で、予算からあぶれたものを出品して、予算を合わせるんですね。

K:はい、あとはアーカイブから出せるものを出して、予算を作ることもあります。

R:いわゆる買い替えということですね。

K:はい、まさにスニーカーを資産として捉えていて、スニーカーを買うためにスニーカーを売っています。

フリマアプリでスニーカーを購入する際に注視すべきなのは、出品者の「保管方法」

K:あと考えておくべきなのは、モデルによっては品質的に5年もたないということです。

R:ということは、5年を超える前に出品しておいた方がいいんですね。

K:はい、僕の持論ではそうですが、そういう人は多いです。エアーやポリウレタン系のソールがダメになっていくのですが、僕はモデルによってそれが劣化しやすいかなどを結構知っているので、出品物を購入すべきかどうかの判断にも役立っています。出品の仕方によって、どのような保管方法をしているかもわかります。

R:どのような出品方法だと、保管をしっかりされているという風にわかるんでしょうか?

K:例えば、商品が写り込んでいる画像に他のシューズも積んであったり、説明文に保管方法を明記したりしていることです。取引履歴の数が多いかも見ます。自分と同じような匂いのする出品者はわかるんです。

出品タイミングを見極めることもできる、綿密な保管方法

K:僕の場合は、型崩れ防止の為に入っている紙などは全部抜きます。色移りや黄ばみなどは、包装紙などの薬品由来で起こることが多いからです。一応購入時の状態を復元できるようにプラスチックや紙のタグなどは綺麗に外します。ものによっては防水スプレーや保湿用レザークリームを塗り、ジップロックのように密閉できる袋に乾燥剤と一緒にスニーカーを入れて保管します。

R:すごいですね!買ったまま保管するというわけではないんですね。

K:買ったままにするのは保管とは言いませんね。また、年に一度年末年始に、全ての状態を確認して整理します。エクセルでは管理表を作っていて、リリース年度・ブランド・カテゴリなどのモデル情報を書き込んでいます。見たときにそろそろ危ないなというのがわかるようにしています。

R:年末年始の整理や、エクセルの管理表を見て、出品を決めることもあるんですね。

K:はい、コレクションの処分の仕方を考える上でも、年に一度あらいざらい見ておきます。

密閉された袋に入れて丁寧に保管されているKさんのスニーカー

フリマアプリでスニーカーを取引する魅力:「古着屋を巡っていた頃」のよう

R:色々とお伺いしましたが、フリマアプリでスニーカーを取引する魅力なんですか?

K:掘り出し物が見つかりやすいことですね。あと、僕の場合は昔古着屋を巡っていた頃に近いです。古着屋だけでなく、代々木公園のフリーマーケットなどもよく見ていたのですが、そのような感覚ですね。

R:素敵ですね!ありがとうございます!

2019年は計160足のスニーカーを購入されたというKさん。20年来の情熱が伝わってくるお話はいかがでしたでしょうか。みなさんも、気になるスニーカーがあるときは「ラクマ」をチェックしてみてください!