最近楽天ラクマでは商品説明に「古着」が含まれる商品の取り引きが活性化しています。今年1-2月の「古着」が含まれる商品の取り引き数を、昨年1-2月と比較すると約2倍に拡大しているこがわかります。
フリマアプリでは、不用となったものが出品されることが多く、衣服に関しては「古着」である可能性がもともと高いです。にもかかわらずなぜあえて「古着」と記載するのでしょうか。その理由は購入者の検索キーワードの中にヒントがありました。
それは「古着」を検索する際にどのようなキーワードと一緒に検索されているのかを調べたところ、多くの場合地域の名称と一緒に検索されていました。 なぜ地域の名称が検索されているのかについては今後詳しく調査する予定ですが、「古着」の取り引きが活発になるなかで、元々どこで販売されていたいたか、またはどこの地域のテイストであるのかが購入者にとって購入に至る判断材料の一つになっていることは確かでしょう。
そこで、今回は楽天ラクマに出品される商品情報から、「古着」と一緒に検索されている地域の名称(「下北沢」など)を調査して「BEST10」を作成しました。
90年代のヴィンテージブームを知る方であれば最初に思い浮かぶのではないでしょうか。現在も流行の発信地点としてマスコミに紹介されることが多い「原宿」が1位でした。
古着好きにとっては多くの人気古着店が並ぶことで知られる「高円寺」が2位でした。なかでも同エリアの人気古着店「 那由多(なゆた)」は検索ワードでも頻繁に登場しています。
10-20代では古着といえば最初に思い浮かぶ方も多いのでないでしょうか。コロナ禍においても新しい古着店が増えていると言われる「下北沢」が3位でした。
「古着」のイメージがない方も多いかもしれませんが、通によると他の地域と比べて質の高い古着店があるといわれる「中目黒」が4位でした。
「高円寺」と同じ中央線沿いにある「吉祥寺」が5位でした。「住みたい街」としても人気を集める地域ですが、近年大手古着店の出店も進んでいます。
以上が「BEST5」でした。
全て東京の地域でしたが、地域ごとにヴィンテージだったり、日常のカジュアル着、ブランド物など地域の雰囲気に合わせて商品に違いがあるようにも感じられます。つづいて6位以降からは東京以外の地域も並びます。
以上BEST10でした。
ちなみに惜しくもランクインしませんでしたが、「BEST10」に主要都市が並ぶなか、11位は福島県の「郡山」でした。残念ながら詳しい理由は調査できていませんが古着を支持する方が多いのかもしれません。
通販などで新品の商品がどこからでも購入しやすくなった現在、一点モノだからこそ他の人とは違ったファッションを楽しむことができる「古着」。今回の調査では、消費者がどのブランドが着たいよりも、行きたいエリアや街の雰囲気に合ったファッションを着たいと考える方が増えてきているのではないかと感じました。
楽天ラクマでは、日本中から様々な古着が出品されているので、自分に合った「古着」探しを挑戦してみてはいかがでしょうか。