[番外編] ジェンダーレス男子に人気のレディースアイテムBest10発表
2016年5月1日〜5月31日の1ヶ月間、ファッションフリマアプリ「フリル(FRIL)」にて取引が発生した2,176ブランドを対象に、実際に売れた数をランキングにして紹介。また各ブランドごとの平均単価(売価)も発表。
1位〜3位は4月の結果と変動がありませんでした。
国内ブランドの「snaidel(スナイデル)」、ラグジュアリーブランドの「CHANEL(シャネル)」、ファストファッションブランドの「ZARA(ザラ)」がバランス良くBest3に入るのはこれで3ヶ月連続となります。この3ブランドが各ジャンルで不動のNo,1であることは間違いないでしょう。
[トピックス]
■手軽にトレンドを取り入れることができる「GU」
また、これまでBest10入りすることが無かった「GU(ジーユー)」が9位に入りました。単価が959円とTOP10ブランドの中では圧倒的に安いのですが、トレンドを反映したアイテムが揃うブランドとして若者を中心に受け入れられているようです。
フリルの「GU(ジーユー)」販売ページ
■高くても欲しい「Rady」
「GU(ジーユー)」と対照的に高単価で売れる「Rady(レディ)」が8位に入りました。
単価は5,530円と「GU(ジーユー)」の5倍以上の価格で取引されています。「GU(ジーユー)」のように広い層に対して刺さるトレンドではなく、一定の層に対して「高くても欲しい」と思わせる世界観と、取り扱い店舗が限られていることでの希少性が増し、高単価での取引につながっていると考えられます。
フリルの「Rady(レディ)」販売ページ
■上位に迫るスポーツブランド
上位3ブランドが動かないなか、じわじわとランキングを上げてきているのがスポーツブランドです。「adidas(アディダス)」と「NIKE(ナイキ)」は共に先月よりも取引数が増加しており順位を上げています。
人気の要因はコーディネートの中にスポーツブランドのアイテムを入れ込み、アクセントとして楽しむ「スポーツMIX」コーディネートがトレンドになっていることが要因としてあげられます。特に両ブランドのスニーカーが人気を集めています。「NIKE(ナイキ)」は90年代に発売されたハイテクスニーカーブームのリバイバルにより注目を集めており、これから夏に向けて更に取引が増えることで上位ブランドに迫る可能性があります。
フリルの「NIKE(ナイキ)」販売ページ
[番外編]
ジェンダーレス男子に人気のレディースアイテムBest10
近年性別の枠を超えてジェンダーレスでファッションを楽しみたい若者が増えている件については以前「今年のファッショントレンドワード『ジェンダーレス』が、ペアルックにも波及。」記事でもご紹介させていただきましたが、実際にジェンダーレス男子にどのようなアイテムが人気があるのかをランキングでご紹介します。
今年1月〜4月の4ヶ月間、「フリル」で男性ユーザーが購入したレディースファッションアイテムの数を集計。売れたアイテムの順位とともに平均単価を発表。
【1位】
まず、最も購入されていたのが「Tシャツ/カットソー」でした。
特徴は平均単価が高く、ブランドモノが人気があることがわかりました。メンズブランドには無いカラーや柄のアイテムが人気を集めています。
【2位】
2位のキャップは、やはりメンズには少ないパステルカラーの明るいカラーの商品が人気があります。衣類と比較すると男女ともに使えるサイズ感の商品が多い他、季節にも左右されないため手軽に取り入れることができるアイテムとして人気があります。
【3位】
3位のスニーカーについては、レディースのサイズの中でも大きなサイズであれば着用可能な男性にとっては、メンズとレディスの両方から好みのカラーを選択することができます。あえてレディース向けのデザインを購入することで他の人と被らないファッションを楽しんでいるのではないでしょうか。
また「FRIL lab」では原宿でジェンダーレス男子20名にインタビュー調査を実施することで、「『ジェンダーレス男子』流行の背景と気になるファッション3ジャンル」を明らかにしましたので是非ご覧下さい。
ジェンダーレス男子イメージ
さて5月のブランドランキングはいかがでしたでしょうか。
季節の変化とともに売れるブランドが変化してくるのは不思議ですよね。
「人気ブランドランキング」は毎月15日頃に発表しますので次回もぜひ楽しみにしていてください。
<人気ブランドランキングBest30>
以上