5カ月で100点以上売れるハンドメイド作家になった、16歳の女子高生の話。

2019年09月19日

「ピュアで優しい女の子に似合うアクセサリーを届けたい」。現役の女子高生が売れっ子ハンドメイド作家になるまで


愛知県に住むPuretéさんは、フリマアプリ「ラクマ」でショップ「Purete(ピュルテ)」を運営されている、現役女子高生のハンドメイド作家さんです。
近年、「ラクマ」においてハンドメイド作家さんの年齢層は年々幅広くなっています。中には、10代の方も少なくありません。Puretéさんも高校2年生で、毎月数万円を売り上げる作家の一人です。

今日は、Puretéさんが現役の高校生でありながらハンドメイド作家として活動されている経緯をお伺いしました。

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愛知県在住・高校2年生のPuretéさん(16歳)

 

「お金を払ってでも欲しい」友人からの一言がきっかけに


子供の頃から、手を動かしてモノを作ることが大好きだったというPuretéさん。小さい頃から、アイロンビーズ、お絵描き、粘土でデザートを作るキットなどで夢中になって遊んでいたそうです。中学校1年生の時にレジンを使い始めたことをきっかけに、ハンドメイド作品のバリエーションがさらに広がりました。現在ではレジンは比較的安価に手に入るようになったそうですが、数年前はまだ値段も高かったので、失敗すると大痛手だったと言います。

そのレジンでスマホケースを作っては、ご家族や友人にプレゼントしていました。そんな中、ある日友人から「これならお金を払ってでも欲しい」と言われたことをきっかけに、もしかしたら、趣味がお金になるのかも・・・?と考え始めました。家には完成した作品がどんどん溜まっていく一方でした。そんな時、母から「フリマアプリで売ってみたら?」と言われたことに後押しされ、2019年3月に初めて作品の出品を始めました。

Pureteさま_shop「ラクマ」のショップ「Pureté 」(ピュルテ)のページ

 

5カ月で100点以上の作品が売り切れる人気ショップに


出品すると、作品がすぐに売れていきました。わずか5カ月で合計100点以上の作品が売れ、Purete(ピュルテ)は300人以上のフォロワーが付く人気ショップになりました。

ショップ名「Purete」の由来はフランス語で、「純粋」という意味。「ピュアで優しい女の子に似合うアクセサリーを届けたい」という想いで、一つ一つ心を込めて丁寧な手仕事を心がけていると言います。

それでも、取引が増えていくと、発送したものがお客さまの元へ届かなかったなどのトラブルが生じることもあります。安心して取引いただけるよう、ていねいな対応を心掛けながら、お客さまとのやりとりの中でビジネスマナーも日々学んでいると言います。

「本当にありがたいことに、ショップを訪れてくださるお客さまには本当に恵まれていて、マナーの良いお客さまばかりなんです」と言うPuretéさんの言葉からは、大人顔負けのプロフェッショナルな姿勢が見受けられます。

 

勉強机が作業台に。作品に触れない日はうずうずしてしまう


月に数十点も販売されているPuretéさんは、学校に通いながら、どのように作品作りをされているのでしょうか。

「毎晩と言っていいほど、毎日何かを作っていますね。テスト期間には『今日は絶対に何も触らないぞ!』と決めて勉強に専念するのですが、、、作品づくりができないとうずうずしてしまいます(笑)」。Puretéさんの部屋の勉強机は、パーツや道具が並べられていて、すっかり作業台になってしまっているため、勉強する時にはわざわざ別の机を出して床に座って勉強しているそうです。

常に新しい作品を作っていきたいので、パーツ屋さんでいろいろなパーツを見ながら新しいデザインを考えたり、YouTubeやネットなどでさまざまな情報を収集しているというPuretéさん。学業と両立させながら、若い世代から大人まで魅了する作品を作り挑戦を続けるPuretéさんのショップから、これからも目が離せません。

 

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