大掃除で発生する三大不用品は「レディースファッション」、「インテリア」、「エンタメ/ホビー」。不用品の整理方法を世代別にみると若年層ほど「廃棄」せず、リユースサービスを活用する実態が明らかに

2022年12月23日

 2022年も残すところわずかとなり、これから大掃除を控えている方も多いのではないでしょうか。大掃除と言えば、整理した際にでてくる不用品をどのように整理するか悩ましいですよね。そこで今回は「楽天ラクマ」ユーザー8,785名を対象に「昨年の大掃除ではどのような物が発生したのか」、また「その処分方法」についてアンケート調査を実施しました。

【「大掃除で発生した不用品」調査結果】

昨年末(2021年)の大掃除の際に発生した不用品の三大カテゴリは、「レディースファッション」(37.9%)、「インテリア」(19.0%)、「エンタメ/ホビー(本/おもちゃ/ゲーム等)」(14.9%)


昨年(2021年)の大掃除の際に不用品が発生したかどうか、を質問したところ、約6割の人が「発生した」(64.3%)と回答しました。

 昨年末の大掃除で不用品が発生したと回答した5,646人に、発生した不用品の中で最も数が多かったカテゴリ(単一回答)について質問したところ、「レディースファッション」(37.9%)が最多で、次いで、「インテリア」(19.0%)、「エンタメ/ホビー(本/おもちゃ/ゲーム等)」(14.9%)でした。ファッションアイテムは消耗品でありトレンドの変化が速いアイテムなため、不用になりやすいものと考えられます。

三大カテゴリ別の処分方法、「エンタメ/ホビー」は最も「廃棄」が少なくリユースサービスを利用した処分が6割


昨年末の大掃除で発生した不用品で、数が多かったカテゴリである「レディースファッション」、「インテリア」、「エンタメ/ホビー」の三大カテゴリについて、それぞれの処分方法を質問したところ、最も「廃棄」が多いカテゴリは「インテリア」(50.7%)でした。一方で、「廃棄」が最も少なかったのは「エンタメ/ホビー」(27.0%)でした。また「エンタメ/ホビー」は、リユースサービスの利用が約6割と三大カテゴリで最もリユース率が高いことが分かりました。

 「インテリア」は、家具や照明など体積が大きいものが多く、フリマアプリで売る際の送料が高額になる点と、梱包や配送までに手間がかかる点から、廃棄する人が多いと考えられます。一方で、「エンタメ/ホビー」は本やゲームなど梱包・配送がし易く、また再利用でも価値が落ちにくい点から、廃棄せずにリユースサービスを利用して手放す人が多いと考えられます。

大掃除で発生した不用品の世代別の処分方法、リユースサービス利用率が最も高いのは「20代以下」、若年層ほど高い傾向に


「大掃除で発生した不用品を処分した際に優先した処分方法」(単一回答)の質問について世代別に比較したところ、「20代以下」はリユースサービスに該当する「フリマアプリ」(39.8%)、「リユースショップ」(10.6%)、「買取サービス」(2.5%)、「掲示板サイト」(0.8%)が合わせて53.8%となり、不用品を手放す際のリユースサービスの利用率が最も高いことが分かりました。一方で60代以上のリユースサービス利用率は37.8%となり、世代が高くなるにつれてリユースサービスの利用率が低くなることが分かりました。

大掃除で発生した不用品の処分方法、「廃棄する」が最多の7割


「昨年末の大掃除で発生した不用品の処分方法」(複数回答)を質問したところ、最多の回答は「廃棄する」(71.6%)、次いで、「フリマアプリ」(49.9%)、「リユースショップ」(24.0%)という結果になりました。

大掃除で発生した不用品の処分方法で、「フリマアプリ」を利用する人が約5割、そのうちリユースサービスと併用する人は4割


「昨年末の大掃除で発生した不用品の全ての処分方法」で、「フリマアプリ」と回答した(2,760人)のうち、他リユースサービスと併用した人は40.9%となり、不用品や売れ行きによってリユースサービスを使い分けて不用品を処分していることが分かりました。リユースサービスを併用する理由を質問したところ、「早く処分したいから」(26.3%)、「捨てるのはもったいないから」(21.2%)、「利益を得ながら効率的に処分できるから」(19.6%)という回答となりました。できるだけ綺麗な家の状態で新年を迎えるために、早く手放せる方法で処分したいという考えの人が多いのかも知れません。

 今回の調査で、大掃除で発生した不用品を処分する際、約5人に2人が「フリマアプリ」だけではなく他リユースサービスと使い分けていることが分かりました。今年大掃除をする予定の皆さんは、不用品が発生した際どの様に処分する予定でしょうか。「廃棄」を選ぶ前に、次に必要とする人へと繋がるように「リユース」という選択で手放してみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
調査エリア: 全国
調査対象者: 「楽天ラクマ」ユーザー
回収サンプルサイズ :8,785サンプル
調査期間: 2022年11月16日(水)~17日(木)
調査実施機関: 「楽天ラクマ」

※本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。