フリマアプリで売れるメンズ服TOP20。背景には、「彼氏に大人になって欲しい」女性の願望が?

2015年12月04日

人気のメンズブランド

もともとは「女性向け」としてサービスを開始したフリルですが、2015年7月から、男性ユーザーも利用できるようになりました。その理由の一つとして、多くの女性ユーザーから「旦那さんや彼氏の服を売りたい」という意見が届いたという事実があります。

ファッションと恋愛についてのコンテンツを見ていると、女性が男性からモテるためのツールとしての洋服が語られる形が多いように思えますが、実は女性たちにも、男性のファッションに一家言申したい気持ちがあるようです。

 

「フリマアプリ」でメンズ服の需要と供給が一致?
「今しか着られない服」と「誰でも着られる服」が売れる!

上のグラフは、「フリル(FRIL)」でメンズファッションアイテムの取引件数が多いブランドのなかから、ウェア以外のアイテム(サングラス、レザー小物など)が人気のものを除いた上位20ブランドの取引件数(つまり、「フリル(FRIL)」上での売り買いが成立した数)を表しています。

ストリートカルチャーとのつながりの強い「STÜSSY」、「Supreme」のほか、「adidas」、「NIKE」、「Champion」などのスポーツブランドや、「BURBERRY」、「POLO RALPH LAUREN」(「Ralph Lauren」を含む)などトラディショナルなブランドが人気のようです。

ストリート、スポーツブランドアイテムの取引成立件数が多い理由としては、部活やサークル着など、年齢を重ねるとともに着る機会が減るものが多いため、現役世代に譲ろうとする心理が働くことが考えられます。思い入れがあり捨てづらいアイテムも、譲るという形であれば手放しやすいのかもしれません。

また、近頃では、スポーツウェアをストリートアイテムとして着るのがおしゃれという流行もあります。スポーツブランドのアイテムは、本来の目的の枠を越えて需要が拡大していると言えるでしょう。

一方で、前述のトラディショナルなブランドや、「Abercrombie & Fitch」、「TOMMY HILFIGER」などのアメリカンカジュアルなブランドは、ベーシックなデザインが多く、着る人を選ばないうえ、元値の単価が高いため売れやすいのではないかと考えられます。

 

男性の服装を気にしている女性は多い模様。プロデュース願望も…。

こちらは、フリルの女性ユーザーに、男性の服装をプロデュースしたいと思うか質問した結果です。

彼氏や夫の服装をプロデュースしたいと思いますか

6割近い女性が、プロデュース願望があることを明かしています。

なかには、こんなコメントもありました。

付き合い始めは、年の離れた弟がいて洋服を共有していたようで、年齢の割に少し若い格好をしていたのが気になったので、少しずつ洋服をプレゼントして自分好みに変えていきました。」

「都心でデートをするとき、気合を入れて可愛い格好をして待っていたら彼はジャージ上下、しかも下は短パンで来た時は本当に萎えました」

スポーツ系の彼なのでラフな服装が多かったのでアウトレットなどに行きおしゃれしてもらう。」

どうやら、ジャージやスポーティーウェアのようなカジュアルな服や子供っぽく見えてしまう服は、女性人気があまり高くないようです。

フリルで人気のブランドの中に、スポーツブランドが多いのは、恋人の子供っぽい服を売ってしまいたい女性と、憧れのブランドのウェアが欲しい若い男性の需要と供給が一致しているからかもしれません。


PROFILE
ガルシア佐藤仁美

フリルラボ所長

ガルシア佐藤仁美

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1994年メキシコ合衆国出身15歳までメキシコで過ごす。趣味はファッション、音楽鑑賞、映画鑑賞。好きになるとどんどんはまっていく性格でメジャーからマイナーまで詳しい。

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